メンバー
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ルーカス・イアン・シュミット
チームリーダー
私は常に、外界の事象の関連性を反映し、それで得た知覚を使って行動を導くという脳の能力に魅了されてきました。この重要な機能を研究するためには、高解像度で測定、修正、モデル化を行うツールが必要です。そこで私は、電気的および光遺伝学的手法を使って神経活動から情報を読み取り、それを書き戻すことを可能にする新しい技術を常に探し求めています。このようなアプローチを用いて、脳神経ネットワーク、特に視床と大脳皮質におけるネットワークがどのように情報を処理し保存して有用な知覚モデルを創造するのか理解することを、長期目標としています。 -
中島美保
副チームリーダー
私は、認知的柔軟性の神経回路基盤を理解することを長期的研究目標としています。幅広い目的は、関連した行動の情報入力を柔軟かつ迅速に出力に結びつけ、行動に対する適切な認知制御をする脳の働きを可能にしている神経ネットワークの特性を明らかにすることです。 -
Patrick Hosford
研究員
私の当面の研究目標は、我々が当たり前のように行っている日常の作業を完了するのに必要な感覚処理を可能にする、視床と皮質の間の相互作用を理解することです。長期的には、脳代謝を認知モデルに統合し、脳内エネルギー供給の調節不全が学習・記憶能力に影響を及ぼす理由を解明したいと思います。この疑問への解答は、加齢に伴う認知機能の健康の維持に大きな意味を持つものです。 -
Hao Mei
ポスドク研究員
様々な脳機能は、分散した脳領域間の相互作用に支えられています。私の興味は、そのような神経回路の中で情報がどのように維持・処理され、最終的に特定の行動を生み出すのか理解することにあります。私は当ラボで、視床枕核に焦点を当てた研究を行っています。マウスの行動を用いて、光遺伝学的手法と電気生理学的手法を組み合わせ、視床枕核を含む神経ネットワーク内の神経活動を操作・記録し、認知機能や行動への寄与のメカニズムを解明することを目指しています。 -
Jean Connier
ポスドク研究員
私は視覚障がい者の補助器具の開発に携わった経験があります。そのような状況における知覚・認知の根底にあるメカニズムをより深く理解したいと思います。 -
Hiroko Tanaka
大学院生
神経精神疾患、特に甲状腺疾患に起因するような器質性/症候性精神疾患の根底にある神経回路と、その回路に基づいた治療に関心を持っています。 -
Cillian Hayde
テクニカルスタッフ -
Hosana Tagomori
テクニカルスタッフ
心理学を学んだ経験より、注意、記憶、知覚の基礎となる脳の回路をより深く理解し、それが外界の予測をどのようにサポートするかに興味があります。また、統合失調症や自閉症などの神経発達症のにおいて、これらの回路がどのように影響を受けているのかについても興味があります。 -
Yuka Iwamoto
テクニカルスタッフ
脳回路の相互作用の解明に興味があります。これまでマウス脳の神経活動を可視化するツールの構築に携わってきました。そして現在、当研究室ではこれらのツールを用いた実装実験に携わっています。初めてのことが多く、プロジェクトのお手伝いをすることにいつもワクワクしています。 -
Yuka Maeda
テクニカルスタッフ
マウスを使って知覚などの脳機能を研究することに興味があります。脳機能の研究方法を学び、前職でのプログラミングの経験を活かしてチームに貢献したいと思っています。 -
後藤貴子
事務スタッフ
Past Members
Hanna Tagomori (ブリティッシュコロンビア大学の大学院生)
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私たちは、新しい研究に挑戦し、新しいアプローチを開発し、既存のプロジェクトをサポートする、熱意と勤勉さを持った研究者やテクニカルスタッフを募集しています。脳研究の最前線での挑戦に興味のある方は、CBSのホームページや採用情報サイトをぜひご覧ください。
RIKEN Center for Brain Science
2-1 Hirosawa, Wako, Saitama,
Japan